NAZE事務局スタッフ「リレーコラム」:No41
○第41回目は、地域連携コーディネーター:鈴木二四雄が担当します。
「「言葉」の概念」
・音楽、絵画、文学などの芸術作品は、鑑賞者一人ひとりの経験・人生によって「印象」「感動」が異なる。それでも音楽は、まだ老若男女を問わず共鳴できる部分が多い。次いで、絵画もかなり共感できる。しかし、文学になると読む人の環境・知識によって全く別の意味に解する事すらある。ここで浅学菲才の身で芸術論を述べるつもりもなければ、その資格もない。 ただ、言葉(や文字)で「意思」を伝える事の難しさを嘆いているだけの事である。
・先日、新潟で「酒の陣」が開催された。「食文化」や「酒」が芸術作品かどうか分からないが、出展各社が色々コメントしている。例えば、わが蔵元の酒は「やわらかく、ふくらみのあるのが特徴」「キレの良さとふっくらとした味わいが特徴」「すっきりと淡麗でいて柔らかな口あたり」「豊かで力強い旨味のあるお酒」……等々。
・味の表現として「甘口」「辛口」「芳じゅん」は素人でも解るが、専門家の間では、その外「端麗」「キレ」「吟味」「ゴク味」「収れん味」「押し味」「ふくらみ」「どっしり」「しっかり」……などが使われている。これ等の表現と体感(味)が一致するまでには、「酒の達人」の下で、相当の「利き酒」体験を積まなければならないであろう。
・「其れが如何した」と言われたら二の句もつげないが、言いたい事は、「日常会話は、曖昧な表現を聞き取る側が自分勝手な概念で解釈・納得し半分は誤解」なのではないかという思い。仕事の中では、それは絶対避けなければならない。だから、品質管理では、当事者間で共通認識の上に立って話せるよう「品質管理用語」をうるさいほどに定義している。
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※“曖昧表現”は、日本人の美徳であり、欠点でもあるということですね。「0か1か」のデジタル時代の中で、黒でもなく白でもない、グレー的な“ふわっとした”感じも大切かなと、個人的には思いますが・・・仕事では、それをやったら進まないということですね。反省します。
※「新:夜のコーディネーター」と呼ばれる鈴木Coと、お酒を酌み交わしながら、ぜひ皆さんも誤解のないよう、大人の会話で語りあって下さい。
※次回3/25号は、残念ながら、今月末をもってNAZE事務局スタッフを退くこととなりました、地域連携コーディネーター:市野之彬が担当し皆様へ最後のメッセージをお届けします。お楽しみに!・・・ No42を見る
