NAZE事務局スタッフ「リレーコラム」:No33
○第33回目は、情報化コーディネーター:杉浦聡が担当します。
「イノベーション? or ヒューマンパワー?」
・つい先日、今から2年ほど前に建てた私の家の定期検診があった。 建築業者は P社とでもしておこう。
・このP社、ここ数年で売り上げを大幅にアップさせているなかなかの成長企業であることを知っていた私は、いつも来てくれる検診の担当者にその理由を直接聞いてみると、以下のような答えが返ってきた。
・「うちは大手のようなブランド力はないし、価格も同業他社と比べて特に安く設定しているわけではない。正直、設計力やデザイン力だって、県内で№1?といわれれば、それほどでもないです。ただ、開業以来一貫して続けているのは、ターゲットエリアを県内に絞り、アフターサービスにはどこにも負けないくらい力を入れてるんですよ。」
・「なるほど!」と思った。確かに、新築して1年も経てばそれっきりという企業が多い中で、この人は定期的に訪問してくれては、いつも細かな傷のついた部分を入念にチェックし無償で補修してくれている。・・・もう、2年を過ぎたというのに。
・「定期検診って、いつまでやってくれるんですか?」と聞いたら、「原則は2年で終了なんですけど、なにかあれば気軽に電話ください。簡単な修繕であれば、いつでも無償で引き受けますので。」・・・だって。 細かな作業をするのがあまり好きではない私にとっては、なんともありがたいお言葉である。
・実はこの担当者とは別に、P社の建築士とはちょっとした気象の仕事を通じて知り合い、1年に2回程度ではあるが飲みに行ったりする仲である。
・酒の席で、色々と社内の状況を聞くと何やらいいことばかりではないらしいのだが、私の中では、彼らとの人間的なコミュニケーションを通して、 P社に対する信用力というものが徐々に増してきているような気がしている。
・このことが関係しているのか、当初は完成した家に対して、「ここはこうするべきだったな」なんて後悔していた部分が、最近は「この造りはこれでなかなかいいんじゃないの」・・・なんて思えるようにもなってきた。
・そういえば、気象業界だって、コンピュータの予報に加えて地域のクセを知した気象予報士達が24時間体制で業務に介入することで、ユーザーの不安を解消しているんだっけ。 予報だから外れることもあるんだけど、顧客が契約を解消するかしないかの見極めは、精度ではなくて、外れた後のフォローを人間がいかに親身に出来るかなんだよなぁ。
・最近、NAZEのHPリニューアルも同じことが言えるのではないかと感じている。 DBを最適化したり技術が凄いとかいうことをアピールするのはもちろんのこと、加えてもっと情緒的な部分、人間的な部分をサイト上でたくさん表現することができればいいなぁ・・・。
・情報化が成功するための必要条件はたくさんあるんだろうけど、もっと本質的な部分は、ここにヒントが隠されているような気がしている今日この頃である。
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※P社のアフターサービス素晴らしいですね。大変うらやましく思い、うちの住宅メーカーにも聞かせたくなりました。やはり、いつの時代も人間同士のコミュニケーションは欠かせないものだと思います。共感される方も多いのではないでしょうか。
※NAZEも事業のやりっぱなしでなく、その後のフォローを充実させないことには、会員の皆さんからの支持も得られないので、ぜひ参考にさせていただきたいと感じました。
※11/19号は、情報化アドバイザー:黒崎英也が担当します。・・・ No34を見る
