NAZEメール

2008.01.30

NAZE事務局スタッフ「リレーコラム」:No8

○第8回目は、プロジェクトマネージャーの市野之彬が担当します。

「国民総幸福量(GNH)」

・GNH(Gross National  Happiness;国民総幸福量)が話題になっています。
 NHKの番組でも取り上げられましたのでご覧になられた方も多いと思います。

・GNHはヒマラヤの仏教国ブータンの国是です。「国にとって大切なのはGNP (Gross National Product;国民総生産量)ではなくGNHである。」鎖国政策を続けてきたブータンは1952年の開国以来スローな近代化を進め、その結果、国際化の荒波にも晒されず、物質的には豊かとは言えなくても、心豊かな生活を目指してきました。
 驚いたことにテレビ放送が始まったのは今から9年前といいます。

・嘗て日本は世界から「Japan as №1」とおだてられ、陰ではウサギ小屋に住むエコノミックアニマルと蔑まれながら、世界一の経済大国に上り詰めました。その原動力は昨年辺りから退職が始まった団塊の世代です。
 彼らは企業戦士として家庭を顧みることなく寝食を惜しんで働きました。
 その結果、物質的には豊かになりましたが人の心の荒廃を招いたように思います。

・昨今話題のニュースと言えば、株安、円高、物価高、医者不足と診療拒否、偽装、強盗、尊属殺人、世の指導的立場の人物の破廉恥行為等々、GNHとは程遠いことばかりです。

・映画「Always 三丁目の夕日」が話題になっています。
 この映画は昭和30年代の東京を描いたものですが、現代の日本人が何故この映画に魅せられるのかといえば現代の日本が失ったもの、金では買えない何かを描いているところにあるのではないかと思います。
 日本人もGNHを求めだした証左かと思います。

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※「幸せ」の尺度は人によって異なりますが、経済成長は幸せを求めるために必要な数ある手段のうちの一つなのかもしれません。
 生きる意義や価値を見失いがちな現代社会ですが、一人ひとりの心の豊かさを大切にし、GNHという考え方が多くの人々に広まっていけば、心も体も健康で、安心して幸せを感じる生活ができるのかもしれません。

 高度経済成長期を第一線で支えてきた市野マネージャーの言葉だけに、余計に重みがある貴重なメッセージでした。

 次回(2/6)は、地域連携コーディネーター:福島忠男が担当します。・・・ No9を見る







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