平成19年度 事業計画

自:2007年4月1日 至:2008年3月31日

  • 初年度(平成17年度)は、NAZEの活動基盤づくりを中心に行い、2年目の18年度は、この基盤を有効に活用しながら、経営上の課題や技術向上への取り組みなど、会員の利益につながる活動を行っています。ようやく、県内外にその活動が認知されつつあります。
  • 3年目となる平成19年度は、これまでの活動を加速させ、地域内における産産・産学・産官それぞれの連携を強化し、さらなる信頼関係の構築と会員の実利につながるための事業を積極的に展開していきます。
  • あわせて、新潟県からの支援が最終年度をむかえる「長岡地域 地場産業振興アクションプラン」は、目標に掲げている10年後のあるべき姿『起業・ベンチャーが次々と生まれ、集まり、育つ、ものづくりの拠点地域』への着実な実践にむけた活動を継続して実施していきます。

平成19年度事業計画

6項目22事業

1. 連携強化事業

長岡のモノづくり技術集積企業間の連携強化だけでなく、技術・意匠・経営を専門とする大学・高専等との有機的な連携と強い信頼関係を構築し、地域全体としての価値を高めていくための連携強化に向けた活動を行います。

(1) 工場見学会の開催(企業、大学、地域内の大手開発企業・ベンチャー企業など)
  • 自薦他薦による見学、中越地域内の会員外企業への見学会を開催し、他社を見学することで自社の強みと弱みを把握し、モノづくり体制の強化を図っていきます。
  • 企業同士で抱える個々の問題点をとりまとめ、少人数による「企業問題座談会」や、「企業間:技術売込み会」の開催を検討していきます。
(2) 県外企業とのミニ商談会の開催 新規
  • 首都圏の大手企業などを見学し、見学先の会議室で技術プレゼンを開催、その後交流を行う商談会を開催していきます。調達関係担当者と直接交渉を行う場をつくり、取引につなげていきます。
(3) 会員間の連携強化
  • 総会と全体会議の開催により、会員間における情報共有と連携強化を図ります。
(4)企業経営者による産学連携:成功事例講演会の開催 新規
  • 県外の企業経営者を講師に招き、大学等との連携事例を学ぶ講演会を開催し、具体的に連携するきっかけや、手法、情報収集などの事例を聞き、産学連携の促進を図ります。
(5) 大学施設・研究室見学会の開催
  • 技大、高専、造形大、長岡大、長岡工業高校などの施設や研究テーマを把握し、研究者との連携のきっかけづくりを行い、企業の直近問題への解決や大学への研究投資の促進へとつなげていきます。
(6) 大学等からの部品加工等の受注紹介事業
  • 技大、高専、造形大、長岡大、長岡工業高校などから、研究・開発用の部品や装置、困っている技術などをとりまとめ、会員へ斡旋し、産学連携の第一歩として実施します。
(7) 大学等の人材獲得促進事業 新規
  • これまでは、NAZEスタイルの取材を通じ、学生が長岡のモノづくり企業を把握する機会を設定してきましたが、定期的な学生向けの企業見学会を開催することで、学生が企業の魅力を認知し、継続的な人材獲得の仕組みづくりへとつなげていきます。
  • あわせて、ハローワークの求人開拓員と連携し、地域企業への求人充足を行う仕組みづくりも行っていきます。
(8) 各機関との連携による事業協力
  • 大学、JST,NICO等の主催する産学シーズの紹介事業へ協力するとともに、共同研究先の募集や、コンソーシアムへの参加、事業化先の紹介などに取り組みます。

2. 情報の受発信強化事業

長岡の秀でた技術・製品・品質レベル、その他関連するインフラ等の情報を収集・発信するとともに、日本全国及び世界に長岡地域が認知される取り組みを積極的に行います。また、情報発信により寄せられたニーズ情報に対し、対応できる仕組みを構築し、取引につなげていきます。

(1) 「豪技」&「クローズアップNAZEパワー」の情報発信
  • これまでのデータを更新するとともに新たなデータの発掘を行い、パンフとWEBにより、長岡の技術力を積極的にアピールしていきます。
(2) 2007機械要素技術展への出展によるPR活動
  • 小西鍍金、三好、アルモ、今井鉄工、古川機工の5社で「豪技」のPRを行います。(6月27日~29日:東京ビッグサイト)
(3) 「WEBホームページのバージョンアップとメールによる情報提供
  • タイムリーな情報提供をホームページのリニューアルと会員用メールにより行うとともに、産産連携・産学連携の促進に役立つツールとしての掲示板機能を強化していきます。
(4) DVDの作成等のPRツールの充実 新規
  • 広報誌「NAZEスタイル」や各種事業活動を紹介するパンフレットの充実とあわせて、映像による「見せる技術」化を行い、全国にNAZEをアピールしていきます。
(5) 各種イベント、会議、広報誌を活用したPR
  • 各種展示会やイベントなどに積極的に出展したり、新聞・広報誌への掲載頻度をあげ、対外的な認知活動を行います。

3. 技術力強化に向けた研究・開発促進事業

産学官連携による長岡モデルを活用し、会員が将来の利益創出につながる活動や、ナンバーワン・オンリーワンの商品・技術・品質・独自のビジネスモデルの構築に向けた「自社ブランド力」の強化を目指し、市場ニーズにあわせた効果的な研究・開発を促進していきます。

(1) 技術・品質ブランド構築に向けた技術力向上への取り組み
  • 17年度は「切削・研削」を、18年度は「板金」の加工精度へのチャレンジを行っているが、19年度は、「鋳物」や「メッキ」「熱処理」などを対象にした取り組みを行い、技術力の向上に取り組む予定です。
  • また、技術力を高めるため、実際の発注企業の見積条件に対し、加工企業群が受注し、競争する「模擬取引」を行い、市場にあわせた技術・品質・価格の比較を行い、レベルアップに向け取り組みを行っていきます。
(2) 地域技術活用型イノベーションプロジェクト事業の実施
  • 開発だけでなく、実用化を目指した開発促進を行う。難しい課題や市場性・事業計画等の評価については、学からの知識を活用し、スムーズな開発の実施を支援していきます。

4. 将来の利益創出に向けたチャレンジ事業

将来に向けた経営戦略の策定方法や生産管理の向上、さらには後継者育成や社内体制の整備など、経営力の向上への取り組みを、実践的にアシストします。   企業や業種別団体における各種経営課題に対し、NAZEは共に行動し解決策への支援を行います。

(1) 特別プロジェクト事業の実施
  • 3年目を迎える「鋳物廃砂リサイクル化」への取り組みは、19年度中に廃砂の成分結果も判明することから、具体的な成果と対応策への取り組みを行っていきます。
(2) 第2期「NEXT道場」の開校
  • 18年度からスタートした後継者育成事業の新規メンバーを募集し、開催します。
  • 地域内の経営者が、自らの経験にもとづき講師を務め、参加者と一緒になって地域を伸ばすための学習を行います。
(3)経営戦略講座「イブニングスクール」の開催
  • 18年度に引き続き、経営戦略構築コースとして開催します。個別の企業が経営計画を策定際に、必要となる考え方を身につけるとともに、具体的な行動にどう移すべきかを専門家や事例から学び成果につなげていきます。
(4) 生産性の向上を目指す「現場改善講座2007」の開催
  • 18年度の地域連携コーディネーターの高野格氏の経験を活用し、生産性の向上をどのようにして進めればよいか個別企業の現場で手法を習得し、具体的に実践していきます。

5. コーディネート機能を活用した事業の推進

行政・支援機関等とのネットワークを活用し、新規取り組みや事業化にむけた企業活動へのアシストを行い、効果的に成果に結びつけていきます。

(1) 各種補助金の活用による事業化への支援
  • 支援機関等と連携した説明会の開催や申請手続きのアシストを行います。
(2) 経営課題に対する各種支援
  • 開発した新技術・新商品の特許及び申請への協力
  • 金融機関との連携強化による融資等の相談
  • 各種専門無料相談を活用した企業経営のサポート
  • コーディネーターと連携し、企業紹介、加工依頼の紹介、各種技術相談
  • 行政、支援機関等の主催するセミナーや研修会の活用
  • 事務部門での効率化、マニュアル化へのサポート
  • 製品デザイン、機能性の高いデザインへのアドバイス
  • 展示会での見せ方、パンフやWEB上のデザインへのアドバイス
  • 開発設計人材育成講座の「長岡モノづくりアカデミー」への協力等を個別に行います。

6. 将来の活動を見据えたNAZEの組織体制を構築 新規

アクションプラン事業終了後の20年度以降のNAZEの運営体制をどうするか、役員を中心としたメンバーで協議し、11月29日開催の全体会議までには、会員に説明できるように検討をいたします。





このページの先頭へ